ヘーパグロイド、40億ドルで24隻のLNG二重燃料コンテナ船を発注
ドイツの大手コンテナ船会社ヘーパグロイド(Hapag-Lloyd)は、中国の2つの造船所に総額約40億ドルで24隻の新しい液化天然ガス(LNG)二重燃料、アンモニア対応のコンテナ船を発注したと発表しました。この注文には、17,000 TEUの船10隻と9,200 TEUの船10隻が含まれており、各タイプの船には5隻のオプションが設定されています。
これらの新しい船舶は、揚子江船業集団(Yangzijiang Shipbuilding)と新時代造船(New Times Shipbuilding)によって建造される予定で、それぞれの船の価格は2億1千万ドルと1億4千万ドルです。これらの船舶は、LNGとアンモニアを燃料とする先進的な二重燃料システムを備えており、炭素排出量と環境汚染を削減します。
ヘーパグロイドは、世界で5番目に大きいコンテナ船会社であり、今回の注文は同社の環境目標を達成するための一環です。2045年までに全船隊の気候中立を実現することを目指しています。さらに、今後数年間でメタノールやアンモニアなどの代替燃料をさらに探索・採用する計画も進行中です。
この注文の締結は、ヘーパグロイドが近代化と環境保護の両面で重要な一歩を踏み出したことを示しており、これらの新しい船舶の導入により、同社の輸送能力と環境性能が大幅に向上する見込みです。