【日本物流・海運ニュース】物流効率化新連合「baton」始動および日本郵船LPG新船命名

1. 物流コンソーシアム「baton」、トラック輸送効率化への取り組みを加速

日本の物流業界が直面する深刻なドライバー不足と環境課題に対応するため、セイノーホールディングス株式会社をはじめとする11社によって設立された物流コンソーシアム「baton(バトン)」が、2026年1月に入り、その活動を本格化させています。

経済産業省の試算によると、対策を講じない場合、2030年には輸送能力が約34.1%不足する可能性があるとされています。この危機的状況を打破するため、「baton」は荷主企業、物流事業者、そしてテクノロジー企業(東京海上ホールディングス等)が業界の垣根を越えて連携する画期的なプラットフォームです。

最新の報道によると、同コンソーシアムは、既存の商習慣を見直し、共同輸送やデジタル技術を活用した「求貨求車」システムの最適化を通じて、積載率の向上と待機時間の削減を強力に推進する方針を固めました。これは、2024年問題以降も続く構造的な物流クライシスに対する、民間主導の具体的な解決策として注目を集めています。

2. 日本郵船、大型LPG運搬船「Lucent Pathfinder」と命名

海運大手、日本郵船株式会社(NYK)は2026年1月6日、川崎重工業坂出工場にて建造中の大型LPG(液化石油ガス)運搬船の命名式を挙行しました。本船は「Lucent Pathfinder(ルーセント・パスファインダー)」と名付けられました。

同船は、従来の重油だけでなくLPGを燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載しており、硫黄酸化物(SOx)や二酸化炭素(CO2)の排出削減に寄与する環境配慮型船舶です。日本郵船は、エネルギー転換期における安定的かつクリーンな海上輸送網の構築を引き続き強化していく姿勢を示しています。

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