タンカーと貨物船が衝突し火災発生!北海での惨事 36名救助、ロシア人船長逮捕
アメリカ籍のタンカーとポルトガル籍の貨物船が北海で衝突し、大規模な火災が発生した。幸いにも火はすでに鎮火され、乗組員36名が無事救助されたが、貨物船の乗組員1名が行方不明となっており、現在も捜索活動が続いている。
事故はイギリスのイースト・ヨークシャー沖で発生した。衝突したのは、米軍向けの航空燃料22万バレルを積載していたタンカー「Stena Immaculate」と、ドイツ企業Ernst Russが所有し、ポルトガル船籍の貨物船「Solong」である。X(旧Twitter)上に公開された映像では、衝突後に両船が炎上し、海事救助部隊が消火船を派遣して対応する様子が確認できる。「Solong」の船体は黒焦げとなり、濃煙が立ち上る中、海事当局と沿岸警備隊は船を安全な場所へと曳航した。
Stena Bulk社のCEOであるエリック・ハネル氏は、事故当初の火災は非常に激しかったと説明した。現在、「Stena Immaculate」は現場に錨泊しており、専門チームが船体の損傷状況を確認した後、今後の対応が決定される予定だ。
警察はすでに刑事捜査を開始しており、「重大過失致死罪」の容疑で59歳のロシア人貨物船船長を逮捕した。さらに、英国海事事故調査局(MAIB)も調査に着手し、アメリカおよびポルトガル当局と連携して事故原因を究明するため、船舶のデータレコーダーの回収を進めている。
事故当時、風力発電施設を支援するWindcat社の2隻の船が近くにおり、約17名の乗組員を緊急救助し、陸地へ搬送したという。現在、「Stena Immaculate」に乗船していたアメリカ人乗組員は全員無事であり、順次本国へ帰還する予定だ。
なお、3回の航空巡回では海洋汚染の明確な兆候は確認されていないものの、当局は引き続き状況を監視し、環境の安全確保に努めるとしている。