マースク、フランス初の倉庫を開設
マースク(Maersk)は、フランス北部のデナン(Denain)にあるGLP Park Denain内にフランス初の倉庫を開設しました。総面積は75,000平方メートルで、全体のビジネスパーク面積は100,000平方メートルに達します。この新倉庫は、85の荷物積み降ろしドア、11.40メートルの天井高、5 t/m²の床荷重、35メートルのトラックヤードなど、先進的な設備を備えています。また、この倉庫はBREEAMの「Very Good」認証を取得しており、自動ドックシステム(Autodocks)を完備しています。
この倉庫は、A2およびA21高速道路の交差点近くに位置しており、ブリュッセルから109キロ、パリから198キロの距離にあります。また、スヘルデ川(Scheldt)の運河(Grand Canal de l’Escaut)にも沿っています。デナン地域は、フランスで三番目に大きな物流雇用エリアであり、約50万人が30分以内で到達可能な範囲に住んでいます。さらに、12本の高速道路と鉄道ネットワークによりアクセスが容易です。
マースクは、この倉庫でAmazonの履行サービスを提供する予定です。マースクの広報担当者によれば、ピークシーズン(9月から12月)には430人、オフピーク期間には240人の従業員を雇用する予定です。
この新倉庫の開設により、マースクはそのグローバル物流ネットワークにおいて、特にヨーロッパ15カ国における倉庫および配送サービスの強化を図ることができます。今回のデナンの新施設は、マースクが世界規模でそのエンド・ツー・エンドの物流サービス戦略を強化する一環として位置付けられています